ジャスパーについて

「ジャスパー」は、ジョサイア・ウェッジウッドが陶芸にもたらした最も重要な功績の一つであり、ウェッジウッドの象徴ともいえる“ウェッジウッド ブルー”の礎となった素材です。 その美しさと独自性が高く評価され、ウェッジウッドを語る上で欠かせない存在であるため、お手入れ方法や歴史、製造工程などについて、多くのご質問をいただきます。

ここでは、ウェッジウッドが誇るジャスパーに関するよくあるご質問にお答えします。

ウェッジウッドは今もジャスパーを作っていますか?

多くの人々が「ジャスパー」をウェッジウッドの最高傑作と考えており、創業者であるジョサイア・ウェッジウッドの革新性、創造力、そして揺るぎない意志を反映したものだと評価しています。 そのため、私たちは誇りをもって、現在も(ジョサイアの故郷である)イギリス・スタッフォードシャーでジャスパーを製造し続けています。

現在も英国バーラストン工場で熟練の職人によって丁寧に手作りされている代表的なジャスパーのコレクションには、以下のものがあります。

ジョサイア・ウェッジウッドの長男であるジョン・ウェッジウッドは、植物学や園芸に深い関心を持ち、1804年には王立園芸協会の共同設立者の一人となりました。 ウェッジウッド製品には、ジョンのボタニカルへの情熱が表現された製品が見受けられます。現代のジャスパー製の花瓶もまた、花々を美しく魅せながら、モダンなインテリアに溶け込んでいます。

ジャスパー フォリア ベース

ジャスパー フォリアの花瓶は、ジャスパーに現代的なアレンジを加えたもので、落ち着いたアースカラーを採用し、質感や触感を活かしたスタイリッシュなデザインが特徴です。ジャスパー フォリアのような作品は、創業者が築き上げたタイムレスな技術や理念を受け継ぎながら、ウェッジウッドが今もなお革新を続けている証です。

ウェッジウッドのジャスパーのお手入れ方法

ジャスパーは高温で焼成されたストーンウェアです。「洗えますか?」というご質問をよくいただきますが、お手入れの際は、以下の方法をおすすめします。

基本のお手入れ方法

  1. 優しく洗う
    温かい石鹸水を使い、汚れが気になる部分(特に白い装飾部分)は、柔らかい爪ブラシや歯ブラシでやさしくこすってください。
  2. すすいで自然乾燥
    きれいなぬるま湯ですすいだ後、自然乾燥させます。

注意点
洗浄を始める前に、レリーフ(浮き彫りの装飾)が剥がれかけていないかを確認してください。

ジャスパー製の花瓶に水を入れても大丈夫ですか?

ウェッジウッドのジャスパー製の花瓶は、美しいデザインと実用性を兼ね備えており、水を入れて花を生けることができます。

ジャスパーのお手入れについて、他に気を付ける点はありますか?

ジャスパーは、電子レンジ、オーブン、冷蔵庫で使用しないでください。急激な温度変化がひび割れや破損を引き起こす可能性があります。

ウェッジウッドのジャスパーはどこで買えますか?

最新のジャスパー製品をご覧になりたい方は、ぜひ公式オンラインストアでコレクションをチェックしてください。ジャスパーはウェッジウッドに欠かせない存在であり、ウェッジウッド ブルーはウェッジウッドを象徴し、偉大な創始者であり、陶芸家であった、ジョサイア・ウェッジウッドのストーリーを伝えています。

すべての始まりへ…ジャスパーの誕生への旅

ジャスパーは、数年間にわたり慎重に行われた記録された実験の結果として誕生しました。1774年末にジャスパーは全体に色が浸透する密度の高い白いストーンウェアとして完成し、1775年に発表されました。

「ウェッジウッド ブルー」はいつ誕生したのでしょう?

1774年12月までに、ジョサイア・ウェッジウッドは「優れた白い素材に美しい青みを加えることができる」と信じて疑いませんでした。そして1775年1月には、ペールブルー ジャスパーの舞台が整いました。青のグラデーションはほぼすべて作ることができ、さらに美しいシーグリーンやその他のいくつかの色も作ることができました。