プロダクト インフォメーション
VOYAGE OF THE BEAGLE ビーグル号の航海を物語るコレクションが新登場
ウェッジウッドの物語を紐解くユニークなコレクション「ヴォヤージュ オブ ザ ビーグル」が誕生しました。
ウェッジウッドの創設者ジョサイア・ウェッジウッド1世の孫は、『種の起源』で知られるチャールズ・ダーウィンです。チャールズ・ダーウィンがビーグル号への乗船を希望したとき、父親のロバートは決断できずに迷っていました。その時、チャールズの叔父であるジョサイア・ウェッジウッド2世はロバートに航海を勧める手紙をしたため、その航海が実現しました。それこそが“発見の旅”で、1831年、HMSビーグル号は22歳のチャールズ・ダーウィンを乗せ、生命そのものに対する当時の人々の理解を一変させる航海に出たのです。
「ヴォヤージュ オブ ザ ビーグル」は、ダーウィンが航海で寄港した、ブラジル、ウルグアイ、パタゴニア、チリ、ガラパゴス諸島、タヒチの6種類のデザインから成ります。ウェッジウッドのデザイン チームは、ダーウィンのアーカイブを所蔵するケンブリッジ大学図書館と密接に協力しながら、航海中のオリジナルドローイングを慎重にキュレーションし、豊かな歴史に彩られたコレクションを仕上げました。
ウルグアイのサンゴの木、ガラパゴスのゾウガメ、タヒチの伝統的な漁師たち・・・。航海中、ダーウィンは画家のコンラッド・マーテンズとともに、出会った動植物や風景を次々と記録してまわりました。コンラッド・マーテンズは英国の風景画家で、1833 年にブラジルのリオデジャネイロでビーグル号の旅に加わりました。マーテンズの航海中のスケッチブックが「ヴォヤージュ オブ ザ ビーグル」コレクションのインスピレーションの源となっています。
コレクションの、6種類(ブラジル、ウルグアイ、パタゴニア、チリ、ガラパゴス諸島、タヒチ)のモチーフは、マーテンズが描いた風景画、および、各地で発見された種や植物のスケッチなど。オリジナルスケッチのイメージをそのまま、セピアカラーで表現しています。
「ヴォヤージュ オブ ザ ビーグル」を仕上げるために、ウェッジウッドのデザイン チームは、ダーウィンのアーカイブを所蔵するケンブリッジ大学図書館と密接に協力しながら、ングを慎重にキュレーションし、貴重なアーカイブを取り入れ、豊かな歴史に彩られたコレクションを仕上げました。
ブラジル
1832年2月に初めてブラジルの熱帯雨林を目にした時、ダーウィンは“歓喜の混沌”を発見しました。このセットにはマーテンズのスケッチからシュガーローフ山とボタフォゴ湾が選ばれ、さらに、カップにはカトレアの花、そしてダーウィンが名付けたアマガエルやアゲハ蝶も描かれています。また、サーモンカラーの縁取りがアクセントを加えています。
ウルグアイ
ダーウィンの航海で最も驚くべき発見のひとつは現在のウルグアイで地元の農夫から手に入れたトクソドン・プラテンシスの頭蓋骨の化石でした。このセットにはマーテンズのスケッチからモンテビデオの町の風景と特徴的な帽子とポンチョを纏ったガウチョ達が選ばれ、さらに、カップには魅惑的な色の花を咲かせたコーラルツリーが描かれています。印象的な黄色の縁取りで仕上げられました。
パタゴニア
“パタゴニアの平原は果てしなくひろがっている”とダーウィンは語っています。この平原でダーウィンは大量の化石を発見し、自身のコレクションに加えました。このセットには、マーテンズのスケッチからパタゴニアの雄大な平原の風景が選ばれ、さらに、カップには“ダーウィンのスリッパ”として知られる、ユニフローラ カルセオラリアの花、レア(ダチョウに似た飛べない鳥)、貝殻、南米に生息するツバメ、そして、マーテンズがスケッチしたビーグル号も描かれています。深みのあるターコイズ色の縁取りで仕上げられました。
チリ
1835年、ダーウィンはチリで壊滅的な地震を経験し、地震の後に海岸が数フィート隆起した様子を観察しました。このセットにはマーテンズのスケッチからチリの町の風景画が選ばれています。さらにチリ ベルフラワー、昆虫、サボテン、そしてマーテンズが描いた人物も配されました。カップの内側に見られる文字は、ジョサイア・ウェッジウッド2 世がダーウィンの父、ロバートにあてて書いた手紙です。紺色の縁取りがセットを引き締めています。
ガラパゴス諸島
太平洋の火山島群である“焼けつくほど暑い”ガラパゴス諸島を訪れたダーウィンは、各島に似ているがそれぞれ異なる、島固有の生物が生息していることに着目し、それが「種の起源」における「自然選択説」の基礎となりました。このセットにはマーテンズのスケッチから海の風景が選ばれ、さらにガラパゴスゾウガメ、ダーウィン コットン、ダーウィン フィンチが配されました。ボートもマーテンズが描いたスケッチです。鮮やかなピンクの縁取りがアクセントになっています。
タヒチ
ダーウィンはタヒチを“すべての航海者が賞賛の賛辞を捧げる島”とロマンチックに表現しました。このセットには、マーテンズのスケッチからマタバイ湾の風景が選ばれ、ティーソーサーにはパンの木が、ティーカップには珊瑚、貝殻とマーテンズが描いた漁師が描かれています。深い緑の縁取りで仕上げられました。
オリジンズ
ビーグル号でのチャールズ・ダーウィンの航海の話は、やがてダーウィンの子供たちにも共有され、子供たちの想像力は膨らんでいきました。それを表現した「オリジンズ」は、微笑ましい絵柄の奥に潜むロマンに思いを馳せたくなるコレクションです。
「オリジンズ」マグの柄となっている果物と野菜の奇想天外な戦いを描いたアートワークは、チャールズ・ダーウィンの子供たちによって描かれたもので、その一部は「種の起源」のオリジナル原稿にも登場しています。
マグの内側には、ダーウィンが鉛筆で記した原稿をデザインとして取り入れました。マグのバックスタンプには、ダーウィンの最も有名な絵のひとつで、『種の起源』にも登場する「生命の樹」が描かれています。
大胆なデジタル・クリエイティブ・スタジオであるDR.MEとのコラボレーションにより、「ヴォヤージュ オブ ザ ビーグル」コレクションは、コラージュのように仕上げられたユニークな背景の中で、視覚的にも命を吹き込まれました。各ティーセットのアートワークをデジタルイラストに活用したこのキャンペーンは、ダーウィンのオリジナル作品に現代的な美学をもたらしています。
「ヴォヤージュ オブ ザ ビーグル」は、チャールズ・ダーウィンが航海で寄港した、ブラジル、ウルグアイ、パタゴニア、チリ、ガラパゴス諸島、タヒチの6種類のデザインから成るユニークなコレクションで、英国ストーク・オン・トレントにあるウェッジウッドの本拠地で製造されています。 「ヴォヤージュ オブ ザ ビーグル」コレクションの仕上がりは、チャールズ・ダーウィンの祖父であったウェッジウッドの創設者で“英国陶工の父”と称されたジョサイア・ウェッジウッド(1世)も喜ばせていることでしょう。